失速

パラダイスじゃないぞ

2017年下半期の話

1月も終わるし観劇始めもしてしまったけど!(黒執事だよ!)下半期の話をしたいのでします。長めです。

下期は本格的にジャニーズにすっ転んだのでめちゃくちゃ早かった!ジャニーズって毎日何かしらの供給があるから、一定のタスクをこなすだけで一週間がすぐに過ぎる。そしたら一ヶ月なんかすぐだし三ヶ月、半年なんても〜〜あっという間なのですよ。とにかくテレビをめちゃくちゃ見たなあ。普段はニュース見るくらいなんですけど、バラエティをすごく。クイズ番組とか。それで気付いたんですけど本当にジャニーズは誰かしら毎日テレビに出ててすごいなあと思いました。ジュニアでさえ深夜番組も持ってるし、テレビってすごい。というか裸の少年がいつ終わったのかだけ教えてくれ。俺の記憶は来週も裸の君にタッチダウンから始まるんだ…。HDDが情報番組でいっぱいになると、ああ、わたし、いま、ジャニーズがすきなんだなあ…と実感します。その間に若俳オタクをやっていたので、現場に出勤する機会が減った…のかな……推しくんのお仕事がそんなになかったかも!来年に期待!来年はすごいぞ!たぶん!もう帝劇決まってるんじゃない?レミゼとかさ〜〜!知らんけど!レミゼ出てくれ〜〜!!!!!

 

・7月

死ぬ前に一つだけ好きなことをしていいよと言われたら必ず観たいミュージカル最高以上の最高不動の黄金オペラ座の怪人の記憶しかないんだけど、ついろぐ見たら遠い夏のゴッホをみていたし結構熱く感想を書いていた。あんざいくんは役の一生を生きてるからすごい。生まれてからどうやって生きてきたか、毎日の記憶と経験の積み重ねを感じる。とのことです。7月のわたしより。

 

・8月

EXシアターとTDCを行ったり来たりしていた。ジャンルが変わるといつもおなじみTDCだって見慣れない場所に変わるんだなあ…と思いました。アイドルという物語は非情であればあるほど輝くので、わたしは担当くんにもっと周りのみんなが羨ましがるようなお仕事をしてほしいなあと思ったのでした。周囲の絶望を吸って光るのだよ…。

あとグランギニョルみた!中華風の衣装と殺陣がかっこよかった〜!頭身が宝石の国。周りとポジションが違う役が多いので、推しくんの役に感情移入することって少ないなと気付いてなんかさみしかったです。わたしはトランプシリーズが初めてで、大枠の予習しかしていかなかったのですが、周りの鼻をすするタイミングがぴったり一緒でびっくりしました。頭の中で思い浮かべてるものがみんな同じだったんでしょうね。一体感がすごい。

 

・9月

いや〜〜you&meと書いて夢と読ませるんですよ。突き抜けると美学であるなあと思いました。千秋楽、あの子たぶんいなくなるよ、と教えてもらってなにその暗黙のやつ!って感じでした。本当にいなくなったけども。いなくなってもちゃんと教えてくれないししれっと編成が変わることだってあるし、言えないから雰囲気で察して!汲み取ってね!っていう身動きの取れなさが枷であり箱庭で、ある意味アイドルを守る盾でもあるのかな…とかなんとか思ったり!でも長年みてるオタクは曲前の目つきでわかった、心構えが出来たと言っていたので、不安定の中でも繋がりって出来るものなんだなあと感心しました。舞台の内容はあってないようなものなのかなと思った。地球の歴史を振り返って宇宙にいったりする。というかジャニーのおじいちゃんは絶対にオリンピックやりたいんだろうから何とかやらせてあげてほしいし、戦争は嫌だよね…フラッシュバックかな……大丈夫だよ……と根拠なく励ましてあげたい気持ちになった。あと集団のトップに立つ男はやっぱり飛び抜けて強くて美しいのだなと思った。デビューおめでとう!

あとは謎の変奏曲とテニミュをみた!謎の変奏曲は二人芝居で少しの物音も立ててはいけない緊張感が辛かったな。嫌だとかではなくて背筋が緩まない感じ?腰を痛めた。というか普通に世田谷パブリックシアターって椅子悪くないですか?椅子以外はだいすき!雰囲気がいい。三茶もすき。作家が、2人でいても1人に感じるとかそんなニュアンスのことを言っていて、捩くれたバンドマンみたいだなと思った。

テニミュ立海の幸村に対する信仰心の厚さがすきだなと思っていたけど、信仰というより友達を大事に思う気持ちとか先輩に対する尊敬とかそういういじらしさ?とか生活?バックグラウンドみたいなのが感じられてよかった。フレッシュだった。少年漫画だな…。少年漫画なんだけど。

 

・10月

 映像よりも想像することでより恐ろしさが増すなと思った人間風車。大きい音に弱いので終盤はマジで死ぬかと思った。加藤諒くんのキャラ立ち、加藤諒くんありきでずる〜〜い!と思いましたが、立っているだけで怖いってすごい。

レディベスはロビンとの話がいるかどうかでマジ討論して友達を失いかけた。わたしはとくに必要を感じませんでした派。花總さんて少女から女性への気持ちの移り変わりがうまくってすごい。ヒロイン性?つい応援してしまう。好感とはちょっと違うんだけど…。平野綾ちゃんは第一声からいやこれ絶対に女王になるっしょ…ていう確信を持ってしまったので、なおさらロビンとのあれこれが瑣末に感じてしまうんだな〜。迷わないし葛藤しても芯の気持ちは揺るがない。困難もエネルギーにしてしまえる強さというか。とにかく気が強そうだなって。平方フェリペはなんだかんだ言って情がありそうなところが良いし、古川フェリペはマジで冷徹そうなところがよかった。ダブルキャストの良さ〜〜!って感じ。

あとABC座を見て、最初の曲からなぜかダバダバ泣いてしまって自分のことながらびっくりしました。ショー要素が強くて照明がめっちゃ華麗でとにかく最高!でした。席が良かったのでアクロバットをするときの床を蹴る音が直に聞こえて感激しました。筋肉のしなりを感じる。あまりに軽やかなので、人間の身体について考えてしまった。普段は幕間も携帯の電源切ったままだけど、ABC座は衝撃が強くて誰かに聞いてほしくてすぐ電源入れてツイートした。ツイート…。まあ友達がいないので…。はしもとくんと映像のあおいさんがデュエットしだしたときはさすがに笑ってしまったんだけど、同時にすごく切ない気持ちになったな。小さな芽は何十年もかけて大木になり、誰かの日影や雨宿りの場所になって、たまに色を変えてわたしたちを楽しませてくれるけど、その実箱庭なんだよなあ。おじいちゃんが大事に大切に作った箱庭。おじいちゃんがいなくなったらどうなってしまうのかな。

 

・11月

レディベスとスカピン!大前提としてレディベスは曲が良いんだ〜〜。アンブーリンがめちゃくちゃすきなので和音さんをまた観たい。と思っていたけど2月に観ます。たのしみです。

スカピンは推しくんがグランドミュージカルに出ている!という実感をひしひしと感じた。一番グッときたのは舞踏会のモブやってる推しくん。でかいミュージカルといえば舞踏会!チークダンス!(っていうのかな?)女の人の手を取り微笑む推しくん〜〜!!!!背がでかい〜〜!!!軽やかなステップ!空のグラスを給仕に渡す仕草!こそこそお話してて小芝居が細かい!最高!衣装のひらひらレースがかわいい!それ以外は無の気持ち。初演も観ましたが、演目的にはあんまりなんですよね。

あと能を観たんですけどすっごく面白かったからまた行きたい。2018年は能と歌舞伎をみようと思っている。

 

・12月

 太陽のかわりに音楽を!よかった〜〜。励ましの連鎖なんですよね。誰かが誰かを思う気持ちのあたたかさを感じた。みやちかくんの演技はおにいちゃんガチャのとろとろのろのろした話し方のイメージしかなかったんですけど、滑舌も良くなって聞き取りやすいしなにより声がめちゃめちゃよくって、葛藤を乗り越えた正義のヒーローみたいな役がとても似合っていた。トロイくんはヒーロー。ラジオの電波に乗ってやってくる。あと、み〜〜んなみやちかくんを見にきたよ!初舞台おめでとう!みたいな喜びとちょっとの不安?心配?が入り混じった客席の熱に、共演の方々が寄り添ってくれていたのがすごい印象的でした。

君が踊り、ぼくが歌うとき、新しい時代の夜がうまれる。

太陽のかわりに音楽を。青空のかわりに夢を。

 

この口上、みやちかくんにぴったり!別所さんの優しい声でより心に沁み入るなあと思いました。

髑髏城の七人!すずきくんが凄かった。すずきくんは見るたび、こちらの想像を超えるものを提供してくれて、本当に凄い人だなあと思っていましたが、今回はなんか…ちょっと泣けてしまうくらい凄かった。圧倒的。魂が抜けてしまう。この界隈のオタクをしているので余計に、なんだろうな〜〜。誇らしい気持ちになるというか。ちょっと違うかなあ。羨ましくもあるし。どこまでも走っていける人なんだろうなと思う。にこにこしながら。タフそう。強い男だ。ステージもエンターテイメントを詰め込みました!って感じでディズニーランドみたいだった。酔ったけど。次の修羅天魔も取れたのでたのしみです。

地元の映画館では刀ステのライブビューイングを欠かさずやってくれるのでとてもありがたい。しかし末満さんは天才か〜〜?!?!?!結局パンフレット見れてないのでなにがどうネタバレしてるのかはわからなかったんですけど、どんどんパズルが嵌っていく感覚がすんげ〜気持ちよかった。やってる人たちは大変そう。同田貫がまともでまっすぐですごくよかったな。山姥切のまぶたがとっても綺麗で色気のある目元だなあと思った。

観劇納めはるひまでした。今年はなんかしっくりこないなあと思っていましたが、何回かみるとやっぱりおもしろくて感動しちゃうので慣れというか、回数を重ねることも大切だなと。というか見せ場があちこちにあるので、ある程度の予測も大事。切り替えというか見る姿勢?について考えるきっかけをもらった。相変わらず内輪受けをぐいぐい攻めるスタイルでやっぱりるひまは独特だなあと思った。おもしろおじさんたちのおもしろ集みると心が晴れやかになる。ゲラゲラ笑ってちょっと泣いて明るい気持ちで終われるっていいな〜〜。年末!って感じです。さなくんがすごかったのでるひまに居続けてほしい。あとわたしはみねくんが出てくると拍手で迎えたくなります。明瞭な滑舌聞き取りやすい声わざとらしくない演技…。清涼感がすごい。

 

最近

黒執事をやっと観れてうれしかったなあ。ひさびさにものすごく2.5を感じた。失礼ながらこどもたちが喋り出すとソワソワしてしまったんだけど、シエルもリジーも背伸びしながら生きているんだなあと思うといじらしくも感じる。アンサンブルがすごかったな。古川くんのモーツァルトたのしみです。

宝塚のウエストサイドストーリー、ロミオとジュリエットを見て、真風さんかっこいい!すてき!と大興奮していたところお友達がお披露目公演に連れていってくれました。真風さんは本当にかっこよかった。キュンが止まらなかった。ジーパンが似合う。ウエストサイドストーリー自体はみたことなかったんですけど、宝塚の文脈みたいなものもあるのかな?と思った。

黒蜥蜴は比喩&概念&比喩ってかんじでだいすきなやつでした。でも日生は広くて明るすぎるんだろうな。もう少し暗くて狭くて黴くさい湿ったにおいを感じるような場所で観たいかも。パルコ劇場早く開けてくれ〜!中谷美紀さんは美しい上に品もあってあの長くてややこしい台詞を情感たっぷりに操っていてぞくぞくしました。

あと昨日ガンツ観てきた!舞台でできるの?の半信半疑でそんなに期待してなかったといったらまあアレな話なんですけど、普通におもしろくてよかった。思いがけない満足。ノイズと銃の発砲音が絶え間なく鳴り響いていて、そのおかげでステージの上のパニックに置いていかれることなく、緊張感が最後まで続いていったので音って大事だなあと思った。演出はスズカツさんなんですね。さとちゃんは生意気だけどどこか憎めない役がぴったり。高校生もまだできる。最後、ガンツの部屋にやってきた和泉をみつめる玄野の瞳がじっとり燃えているようにみえて、百名くんはすごいなあと思ったのでした。後追いのジャニオタですら感慨深くなります。やったー!ヤレる!と心の声にかかったエコーがおもしろすぎてにこにこしてしまった。

 

今年も一年たのしくすごせたらいいなあと思っています。推しくんは主演のミュージカルが決まりました。うれしい。チラシには文句言いたいですけど。おもしろみゼロじゃないです?!チラシからワクワクさせてくれよ〜〜!頼むよ〜〜!あと毎日明日からマリアビートル始まってくれと願い続けてるんですけど、やっと二月になるのでたのしみです!それととりあえず夏の予定は決まった。募金をしに武道館へ行くのです。